消火器の点検が一番クレーム多い

先日の講習の話の続きで、「消火器の点検舐めてる人多すぎ!一番クレームが多いのが消火器です。」と教えて頂きました。

誰でも動かせるもので、簡単に手に取れるので新人の人が担当することが多い

他の設備を点検しながら片手間にやっているから

クレームの事例は下記の通り

・誤放射

・点検見逃して、点検票から消し去る

・歩行距離保てていない(本数が足りない)

・5〜10年で全数機能点検のはずが終わらない

・機能点検してないのに○付けている

・機能点検後新品設置と点検票に書いてあるが、点検資格者の人がやっている

等など

我が社は、消火器担当が一番大変だという考えです。

なぜなら

・簡単に動かせるので誰でも移動出来てしまう

・なぜか、消火器だけ名前やシールを貼るので、無かったら血眼になって探さなければならない

・機能点検をする為の放射で粉々になり大変

消火器の点検は、点検員なら誰でも関わるので、ぜひ初めに講習をして実際に安全栓を外し放射を経験すると、ナメたりしないと思います。

今回の講習で、きちんとした粉末消火器の機能点検と詰め替えを経験しました。

①消火器を逆さにしてガスを空打ちする

②クランプ台に消火器を乗せキャップスパナで緩める

③消火器を立ててキャップスパナで開ける

④薬剤を取り出し、量を測る

⑤消火器本体の内部を点検鏡で確認する

⑥安全栓を外しエアーガンでノズルやサイホン管など掃除する

⑦薬剤を本体に戻す

⑧安全栓をセットしキャップスパナで閉める

⑨窒素ガスを設定圧力まで入れる

⑩圧が落ち着くまで待つ

この圧が落ち着くのはいつなのか?

1時間?1日?1週間?1ヶ月?

…講師の方は次の点検6ヶ月たっても保証出来ない

だから、新品に交換するのだと。

新品交換は設置となるので、乙種6類が必要です。

そして、機能点検の手間も考えると新品交換の方が費用を抑えられます。

経験すると、お客様にもきちんとした提案出来ますよね。

2 Comments on “消火器の点検が一番クレーム多い

  1. 今年に入ってから消防設備会社に就職したものです。(乙6は所持した状態で入社)
    私は消火器か~楽~と最初思ってましたが、やっぱり大変なんですね。
    あるはずのものが完全にどこにもない、移動しただけならまだしもあるかどうかも分らない、消火器も探せないのかと思われるのかなとヒヤヒヤ。

    あれ・・・・これ実は結構面倒な担当じゃね!? と思ったのですがやはりでしたかw

    • ぴくちゃんさん
      コメントありがとうございます。嬉しいです!
      乙6所持で入社!凄いです!!そして毎回消火器の担当お疲れ様でございます〜(涙)きっと社の人はありがとうございます〜ですよ!
      そして、楽〜と思える余裕があるのは、心強いです!素晴らしいです!!
      (私は今年、消火器60本の点検(交換の為、データ取り)を一気にやりまくった際、疲労骨折疑惑をおこし…情け無いです笑)
      消火器はどの物件にも歩行距離20mに必ずあるので、物件の特徴なども覚えるチャンスですよ。
      半年後にまた訪れるし、他の点検員さんに「ここどうだっけ?」など良く聞かれますしね。
      また、気になった記事ありましたら、コメント頂けたら嬉しいです。
      頑張ってる姿教えて頂けたら、私も張り合いになります!!
      お互い頑張りましょう〜!

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