WBCの盛り上がりを違う目線で見てしまう。

日本の予選、4連戦!19:00プレイボールだと寝るのが遅くなっちゃいます。

素晴らしい選手が集まって、自由にのびのびやってるのがすごい!

今までの日本代表って、みんな緊張してガチガチな感じがとって見えたのですが…

みんな日本代表を楽しんでる!

やっぱり栗山監督の人柄や人間性で集まった選手達!このチームは栗山監督で出来てるな!と思っちゃいます。

栗山監督は、私が高校2、3年時の野球部監督と大学でバッテリーを組んでいたそうで、当時はコメンテーターや解説者だったので、聞いても「へ〜そうなんだ」ってくらいでした。

その大学は教育学部なので、「必ず栗山は監督やる」とも言ってました。今思えば教育の最先端を学んでいたんだと思います。

高校の野球部の監督が当時は、いわゆる曲者?変わり者とされて…今思えば先駆者だったな〜と思います。

プロ野球選手も排出した事ある監督で、県内では有名。中学の時、近くの高校だったので同じソフト部の子と体験入部にも行きました。当時、県内初の女子部員がいた高校だったので、すんなり受け入れてくれ一緒に練習させてもらえたのです。

それから別の高校へ行き、入ったソフト部がなくなりひょんなことから野球部に入り…2年生になると、その有名な監督が我が野球部の監督に就任したのです。

それまであった、部則は撤廃!やっと奴隷から解放されて、後輩が出来てお付きは誰にしようかなと思ったのに…女子マネージャーも必要無し。自分の事は自分でしなさい。と…衝撃。驚愕。

グランドは全員で整備。均等に時間を決めて3班に分かれて練習。まあ、当たり前なんですが…一年生のとき外野の草むしりと線審、先輩のお世話の合間や、居残りでしか練習できなかったので…

当時は珍しく雨の日は野球の座学。データ野球を徹底的に叩き込み、意見交換の場。

試験週間で部活できない時は、朝練の代わりに全員で朝勉。

地獄の冬休みのトレーニングは無し。代わりに郵便局で配達のバイトして春の合宿費と道具代を稼ぐ等…

学生野球をしなさいと、勉強と部活の両立。野球うまけりゃいい訳じゃない。費用も親に頼りきりにしない!人間的に成長する場所。全員対等であるべき。と。

ちょうど代わり目だったので辞めてしまう部員も居ましたが…

下手なやつを貶すとか、上手いやつが讃えられる…下級生が生意気いうな!という風習があったのですが…とにかく皆平等。意見があれば言う!昭和の水飲むなの学生野球を改革した、尊敬できる先駆者。

私も部員として認めてくれて、時には意見をしたり、勝つためには!と皆んなで言い合ったり…私自身、人として成長できた時間でした。

男社会の中でも続けれたのは、認めてくれる仲間がいて、認める環境があったからです。後輩も入部するまでは女かよ〜って感じでしたが、監督の考えの元、私も皆と変わらない姿を見てすぐに、偏見は無くなっていました。

だから、栗山監督をみてると先駆者だな〜と。日本野球の改革やWBC初の二刀流を当たり前のものにしたり…日系人を初めて日本代表に起用したり…いいものを取り入れて、いいチームをつくる。

道を切り拓く事や、自由にさせる事は、日本の教育上されてないので、なかなかできない…

シーズンといえば仕事、極端にいえば仕事の休みの期間に、これだけの選手を集められる栗山監督の人間力に脱帽です。

だからのびのびとした、いいチーム。先輩後輩を感じない!ただ、目の前の試合を全力で勝つ!見てて楽しいです。

きっとご本人にしかわからない、気苦労が凄いんだろうな…日本球界の古臭い習慣とかしがらみとか凄そう…笑

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